老犬の介護食のおすすめを柔らかさや水分量ごとに、流動食、ウェットフード、ソフトタイプ、かたくないドライのドッグフードなど6タイプに分け、合計25商品をご紹介します。
【この記事でご紹介する介護食の種類 】
1)流動食・リキッド
「ロイアルカナンリキッド」など 5種類
2)ペーストウェットフード
「いなばのワンちゅーる」など 8種類
4)ウェットフード
「ブッチ 」「デビフシニア」など 3種類
5)ソフトタイプのドッグフード
「もっとやさしいフード 」など 3種類
6)かたくない、ふやかしやすい ドライのドッグフード
「モグキューブ 」など 3種類
老犬は健康状態や体調によって、噛む力に変化があり、「流動食しか食べられない時期」や「いなばのちゅーるしか食べない時期」、「少々の固形物が入ったウェットフードをトレーから食べる時期」など様々です。
この記事では、柔らかさや水分量ごとに6つのタイプに分け、流動食、ウェットフード、ソフトタイプなど6つのタイプごとにランキングしています。
(ランキングは栄養価、総合栄養食かどうか、無添加、ヒューマングレード、犬の食いつきの口コミを評価したものです。)
「動物病院でおすすめされる介護食」、「無添加、老犬に必要な栄養素が入っている介護食」、「犬が調子の悪い時でも嗜好性があり、犬がすすんで食べてくれる人気の介護食」などわかりやすく、合計24種類をご紹介しています。
特に急に食欲が落ちたり、食べなくなった老犬に、流動食・リキッドタイプはお助けの介護食ですので、調子の悪くなった時の備えとして、是非覚えておいてください。
一時的に噛む力が弱ってしまった犬も、流動食で栄養補給をして噛む力が強くなり、噛み応えのあるソフトタイプやドライのドッグフードがまた食べられるまで回復することも多くあります。
愛犬が弱っている時は、介護食をしっかり選んで、シニア犬の健康寿命を延ばしていきませんか。
犬の介護食はいつから必要?
犬の介護食は愛犬が噛む力が弱くなり、食べなくなったり、食べる量が減ってきた頃になるべく早く切り替えることをおすすめします。
愛犬の健康維持に、柔らかい介護食を早めに切り替えてあげることで、大きく体調を崩すことが少なくなります。
最初はドライフードをふやかして与えるところからでもかまいませんが、老犬にとって必要な栄養素が含まれ、吸収の良い介護食に切り替えることで、元気の無い状態からの回復が期待できます。
介護食への切り替えは、食べ慣れたフードに少しづつ加え、1週間前後で切り替えていくようにすると、愛犬の胃腸にもやさしく、スムーズです。
老犬の介護食の選び方
老犬用の介護食の選び方は先ず柔らかさと噛み心地です。愛犬の今の健康状態に合った柔らかさの介護食を選んであげることがとても大切です。
この記事では柔らかさ(水分量)別に6つのタイプの介護食をご紹介しています。
リキッドタイプの流動食を先頭に、水分の含有量の多い順番に、老犬にも優しいドライフードまでをご紹介しています。
まだまだ噛めるので流動食はもっと先で良いと思っている飼主さんも、リキッドの流動食や水分量の多いいなばのちゅーるやちゅーるの類似品は、調子を崩した老犬にとっての栄養補給の救世主となる介護食です。是非、知っておいて、いざという時に役立ててください。
また、フレッシュフードは栄養バランスの整った手作り食です。保存料や添加物など入っておらず、新鮮素材で作られたフード。若いうちから食べ続けることで、3年は寿命が伸びるという報告もあり、介護食としてもおすすめです。
総合栄養食や無添加の介護食を選びたい
愛犬の体調が安定している時期には、介護食は食事として栄養素がバランスよく入っている「総合栄養食」を選ぶことをおすすめします。
総合栄養食は介護食と水だけで必要な栄養素がバランスよく、全て入っているため、しっかりと栄養補給ができます。
また、原材料にこだわり、ナチュラル嗜好の飼主さんは添加物の入った介護食は避け、無添加、ヒューマングレード食材のフレッシュフードのペトコトフーズ などはとてもおすすめです。
ペトコトフーズ について詳しくは参考記事をご覧ください。
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愛犬が食べない時は「おやつ」も悪くない
犬も高齢になってくると、食べる時もあれば食べない時もあります。愛犬が食べない時は、総合栄養食にこだわらず、おやつタイプも悪くありません。
食べない時期は栄養バランスを頑張って意識するよりも、愛犬によりそって、おやつタイプの「いなばのちゅーる」などでエネルギー補給しながら乗り越え、回復してから「総合栄養食」に切り替えることを考えても良いのです。
老犬介護で食べない時は、「食べたい時に」「食べたいものを」「食べる分だけ」というのが老犬さんのペースです。
老犬介護食 健康状態に適した柔らかさ別 6タイプのフード
老犬介護食を健康状態に適した柔らかさと水分量別に6タイプに分けてご紹介します。水分量が多いほど柔らかく、元気の無い時の助けになります。
また、元気になってきたら一段階づつ水分量の少ないフードへと少しづつ目標をもっていきたいですね。
1)流動食・リキッド ランキング (水分量90%前後)
スープ(リキッド)タイプのエナジードリンクです。噛む力の無い時、とにかくエネルギーを補給したい時のお助けドリンク。
シリンジと言われる注射器💉やスポイトなどで口の脇から入れてあげることもできます。
ランキング | フード | 画像 | 種類 | 参考価格 |
1位 | ロイヤルカナン ドッグフードリキッド | 食事療法食
動物病院販売 |
12,378円(送料無料)
楽天市場 |
|
2位 | デビフ カロリーエース | 総合栄養食 | 1,000円(送料無料)/3缶Amazon | |
3位 | ワンラックシニアミルク | 栄養補完食 | 1,700円(送料無料)
Amazon |
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4位 | Laki ラキ ヤギミルク プロテイン パウダー 犬 | ミルク
(プロテイン) |
1,416円(送料無料)
Amazon |
|
5位 | ワンワンカロリーライフ | 栄養補完食 | 7,920円(送料無料)
275ml×24本 (楽天市場) |
【流動食・リキッド】 1位~5位 特徴、最安値、原材料、詳しい情報
流動食(リキッド)の介護食ランキング1位~5位の特徴、購入方法、最安値、原材料など詳しい情報をご紹介します。
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流動食用シリンジの大きさの目安
流動食やリキッドタイプの介護食を愛犬が自分で飲めない場合は、シリンジと呼ばれる注射器を使って飲ませることをおすすめします。
スポイトなどで飲ませるよりも介護が楽で、飲ませる量も計ることができます。飲ませやすいシリンジの大きさについては、関連記事をご覧ください。
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2)ペーストウェットフード ランキング (水分量86%)
「いなばの犬用ちゅーる」のような小さなパウチからペロペロとなめながら食べるタイプの介護食、ペーストウェットフードをご紹介します。流動食よりも水分量が少なく、ウェット食よりもトロッとしています。
「いなばの犬用ちゅーる」は現在80種類以上あり、嗜好性が高く、よく食べますが、無添加ではありませんので、気になる飼い主さんは、ちゅーるに似たスティックパウチのおやつで無添加のものが多くありますので、おすすめのものをご紹介します。
ランキング | フード | 画像 | 種類 | 参考価格 |
1位 | モグリッチ | 無添加
おやつ |
通常価格:3100円/14g×14本×3袋 | |
2位 | 【再春館製薬所 共同開発】犬猫生活 犬猫兼用 エイジングケアピューレ | 無添加
おやつ |
5608円amazonプライム送料無料 | |
3位 | いなば | おやつ
動物病院販売有 ネット購入可能 |
4,950円(50本入り)送料無料
楽天市場 |
|
4位 | このこのおやつジュレ | 無添加
おやつ |
4,968円(送料無料)
Amazon |
|
5位 | ペティオ (Petio) 素材そのまま さつまいも とろけるペースト | 無添加
おやつ |
580円amazonプライム送料無料 | |
6位 | 犬用おやつ いぬぴゅ~れ 美食通グルメ | 無添加
おやつ |
1,080円(Amazonprime送料無料) | |
7位 | yum yum yum(ヤムヤムヤム) ドッグフード ウェットタイプ ふんわりソース仕立て | 無添加
おやつ |
1300円(6本入り)×3袋 ~(Amazon) | |
8位 | いなばのちゅーる | 総合栄養食・おやつ | 1,990円(40本入り) |
いなばの犬用ちゅーるの中で動物病院ちゅーるについて知りたい方は、参考記事をご覧ください。
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全て見る3)フレッシュフード ランキング (水分量70%~85%)
新鮮な肉、野菜、果物、素材そのものを使用し、保存料、添加物不使用のドッグフードのことをフレッシュフードと呼びます。
フレッシュフードを食べている犬は通常のドライフードを食べている犬よりも3年長生きするという報告もあります。
消化吸収がよく、栄養価が高いドッグフードとして、人気があり、代表的なフレッシュフードはペトコトフーズです。
ランキング | フード | 画像 | 種類 | 参考価格 |
1位 | ペトコトフーズ | 総合栄養食 冷凍 | 初回お試し499円送料無料 300g(75g×4パック) | |
2位 | ウェルフードッグフード | 総合栄養食 常温 | 初回お試し990円送料無料
300g(100gx3パック) |
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3位 | ココグルメ | 総合栄養食 冷凍 | 1,890円~送料無料 |
4)ウェットフード ランキング (水分量70%~80%)
ウェットフードは缶入りやパウチで販売されている水分量の多いドッグフードのことです。
無添加にこだわるなら「ブッチ」、スーパーなどで市販されているものでは「シーザー」や「デビフ」があります。水分量は70%~80%ほどのもので、水分も同時に取れます。
ランキング | フード | 画像 | 種類 | 参考価格 |
1位 | ブッチ | 無添加
総合栄養食 |
初回3,000円送料無料
800g×3本 |
|
2位 | デビフシニア | 総合栄養食 | 3,441円 送料別
24缶(楽天市場) |
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3位 | シーザー | 総合栄養食 | 3,360円 送料別
24缶(楽天市場) |
5)ソフトタイプのドッグフード ランキング (水分量25%~35%)
ソフトタイプのドッグフードはドライのドッグフードとウェットフードの間で、一粒一粒が柔らかいドッグフードです。
水分量は25%~35%ほど。歯の弱くなってきた老犬に、カリカリタイプよりも楽に食べることができます。
ランキング | フード | 画像 | 種類 | 参考価格 |
1位 | もっとやさしいフード 馬肉&ポテト | 無添加
総合栄養食 |
1,700円/400g | |
2位 | サクラペットフード 半生フード | 無添加
総合栄養食 |
2,440円/800g | |
3位 | プッチーヌ 半生 | 総合栄養食 | 397円/200g |
6)かたくない、ふやかしやすい ドッグフードランキング (水分量5%)
ドライフードの中でも、一粒一粒がかたくない、人の指でも簡単に崩すことができ、ホロホロ崩れるような噛み心地のドッグフードがあります。フリーズドライ製法で作られたドッグフード「モグワン」「K9ナチュラル」などですが、硬くなく、ふやかして与える時にも時間がかかりません。
通常のドッグフードをふやかす時はぬるま湯でも30分程度かかるフードがほとんどですが、フリーズドライ製法のフードは数分~数秒でふやかすことができます。
「モグキューブ」や「ドッグフード工房」はホロホロとくずれやすく、水やぬるま湯でふやかしやすく、老犬に与えやすいフードです。
小型犬には「ドッグフード工房」か「モグキューブ」、大型犬には「モグキューブ」「K9ナチュラル」がおすすめです。
ランキング | フード | 画像 | 種類 | 参考価格 |
1位 | モグキューブ | 総合栄養食 | 5,852円 | |
2位 | ドッグフード工房 | 小型犬推奨
総合栄養食 |
500円送料無料お試しセット
200g(50g×4種) |
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3位 | K9ナチュラル | 総合栄養食 | 2,415円送料無料
142g |
ドライのドッグフードを介護食用にふやかす場合、気を付けたいこと
ドライのドッグフードをふやかす時は熱いお湯ではなく「水」か「ぬるま湯」を使うことをおすすめします。
栄養価の高い無添加のドライフードは栄養素を守るために最低限の加熱で作られています。
熱いお湯でふやかすと、加熱により栄養素が失われてしまいますので、是非、水かぬるま湯を使うようにしてください。
まとめ
老犬の介護食のおすすめを柔らかさ別に6タイプに分けてご紹介しました。
今の愛犬にとって、どのかたさ、柔らかさが最適なのかがわかれば、選びやすいと思います。健康が保てているなら、総合栄養食を選んであげるとバランスが良いのでおすすめです。
総合栄養食の介護食として、おすすめは、フレッシュフードならペトコトフーズ 、ドライフードならモグキューブ です。
特にモグキューブなどの「かたくない、ふやかしやすいドライのフード」は簡単に指でつぶすことができ、短時間でふやかすこともできますので介護食として、ウェット~ドライまで使えて重宝します。賞味期限も24カ月と長いので、防災備蓄としても頼りになります。
愛犬が弱っている時は、総合栄養食にこだわらず、愛犬の食べたいおやつタイプの介護食も悪くありません。先ずはエネルギーを補給することは大切です。
「食べたいものを」「食べたい時に」「食べる分だけ」
が、老犬さんのペース。
シニア犬になると急に食べなくなったり、体調がゆらぐことがありますが、そんな時もあわてず、この記事でご紹介した流動食の存在があることを思い出してください。